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大切な人へのギフト探し 古今和歌秘註《古今栄雅抄》 序一・二 二冊 写本 短歌、俳句
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商品詳細情報
| 管理番号 | 新品 ：27963149853 | 発売日 | 2025-07-31 08:45 | 定価 | 9500円 | 型番 | 27963149853 | ||
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| カテゴリ | |||||||||
大切な人へのギフト探し 古今和歌秘註《古今栄雅抄》 序一・二 二冊 写本 短歌、俳句
26.7×18㎝
【題箋】
『栄雅抄此？壱？序在 古今和歌秘註 序一』
『栄雅抄序下續 古今和歌秘註 序二』
【内容】『註』は「仮名序」を84に分け、それぞれに解説を加えている。俳諧師／高濱淸／民友社／明治42年。下の 01 28 等は、それぞれに、私に付した番号である。d2176☆ 宵曲句集 谺同人編 青蛙房 昭44年・8。
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序一
【内題】古今和歌集秘註
序一
序1丁
本文
01やまとうたはひとの心をたねとして 1丁裏
↑
↓
28あるは花をそふとてたよりなき所に 61丁裏～62丁裏
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序二
29しかあるのみにあらす 2丁表
↑
↓
84人丸なくなりにたれと哥の事 57丁表～59丁裏
追加
01春きぬと人はいへともうくひすのなかぬかきりはあらしとそ思ふ 60丁表
↑
↓
16立田川もみち葉なかる 63丁裏
【因みに】「追加」「14植しうへは秋なきときや」63裏の歌は
『伊勢物語 51段』
『古今和歌集 秋歌下』のもので、原形は
植ゑし植ゑば秋なき時や咲かざらん花こそ散らめ根さへ枯れめや
～「『へ』←→『ゑ』。佐藤鬼房全句集/佐藤鬼房 高野ムツオ編/邑書林。仮名遣いの指摘？」～
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【参考】『古今和歌集 仮名序』の本文と、「提出本」にでてくる「仮名序」の解説部分（全84項目）を比較しながら、その所在を提出本の丁数で示した。zaa-587♪歌集 寒燈集 会津八一(著) 刊行年 昭22 (1942/12/5) 四季書房 初版。参考にされたい。【筺に傷みあり】 露沾俳諧集 下巻 天理図書館綿屋文庫俳書集成27 八木書店 (内藤義英。「仮名序の本文」ネットで借用したものなので、「提出本」の本文とは違うことをご了承ください。定本木下夕爾全集 詩集・句集 二冊揃 牧羊社 昭和47年。
（若干の間違いはご容赦を！）
古今和歌集仮名序
～ 一 ～
01 01裏 やまとうたは、人のこゝろをたねとして、
02 03表 よろづのことのはとぞなれりける。税込◆古書◆初版 井月全集 下島勲・高津才次郎編 白亭書房 昭和5年発行-MZ-9009。よの中にあるひとことわざしげきものなれば、心におもふ事を、みるものきくものにつけていひいだせるなり。穂曽谷秀雄短歌的自伝 短歌公論社 昭和57年初版 z。
03 05表 はなになくうぐひす、みづにすむかはづのこゑをきけば、いきとしいけるものいづれかうたをよまざりける。俳句等張り交ぜ屏風 ６曲 ２４枚 真作 一茶 亜浪 八九子 小波 松僊 他 肉筆 真筆 レトロ 3038真作・肉筆 俳句 京都雲屋。
04 06裏 ちからをもいれずしてあめつちをうごかし、めに見えぬおにかみをもあはれとおもはせ、をとこをむなのなかをもやはらげ、たけきものゝふのこゝろをもなぐさむるはうたなり。石川桂郎書簡。
05 08裏 このうた、あめつちのひらけはじまりける（時）よりいできにけり。カラー版 新日本大歳時記 愛蔵版/飯田龍太,稲畑汀子,金子兜太,沢木欣一【監修】。
06 10裏 しかあれども、よにつたはれることは、ひさかたのあめにしては、したてるひめにはじまり、
07 15裏 あらがねのつちにしては、すさのをのみことよりぞおこりける。黒彌撒 直筆句署名入 （罪囚植民地）/高柳重信/琅かん洞。
08 16裏 ちはやぶるかみよには、うたのもじもさだまらず、すなほにして、ことのこゝろわきがたかりけらし。和歌維新 三井甲之 原理日本社 初版 蓑田胸喜 学術維新。
09 22表 人のよとなりて、すさのをのみことよりぞ、みそもじあまりひともじはよみける。高濱虚子著●定本 高濱虚子全集/ 全15巻別巻１/ 全16冊●毎日新聞社。
10 33表 かくてぞはなをめで、
11 33表 とりをうらやみ、
12 33表 かすみをあはれび、
13 33裏 つゆをかなしぶ
14 33裏 こゝろことばおほく、さまになりにける。風船の使者 メルヘン集【限定100部/著者染句本】+4点/中村草田男 YDI537。とほきところもいでたつあしもとよりはじまりて年月をわたり、たかき山もふもとのちりひぢよりなりて、あまぐもたなびくまでおひのぼれるごとくに、このうたもかくのごとくなるべし。妻の温泉 異装再版 毛筆句署名入/石川桂郎/俳句研究社。
15 35裏 なにはづのうたは、みかどのおほむはじめなり。0033284 野見山朱鳥 版画集 曼珠沙華 （二） 頒布者・野見山ひふみ 昭和51年 限定五十部び内 第９６番 版画11枚。
16 38表 あさかやまのことばゝうねめのたはぶれよりよみて、
17 40表 このふたうたは歌のちゝはゝのやうにてぞ、（て）ならふ人のはじめにもしける。句集 水輪 風流陣俳句文学叢書/花巻弌/風流陣発行所。
18 42表 そも歌のさまむつなり。【ARS書店】詩歌『高井静子』歌人.札幌市／金賞受賞・短歌帖・1940年頃／高井幸次郎.道庁幹部長女.現代代表女流銃後歌集に名有り・。からのうたにもかくぞあるべき。メビウスの地平/永田和宏/茱萸叢書。
19 44表 そのむくさのひとつにはそへ歌。花筧後 私家版77部 署名入/安東次男/卯辰山文庫。
20 44裏 おほさゝきのみかどをそへたてまつれるうた なにはづにさくやこのはなふゆごもりいまははるべとさくやこのはなといへるなるべし。N7FJ2-210602 レア［句集 山陵 長田呆子・長田緑］。
21 46表 ふたつにはかぞへうた さくはなに思ひつくみのあぢきなさみにいたづきのいるもしらずてといへるなるべし。句集 修羅 識語署名落款入/堀井春一郎/大雅洞。
22 47裏 みつにはなずらへうた きみにけさあしたのしものおきていなばこひしきごとにきえやわたらむ+といへるなるべし。古今和歌集打聴 巻11～巻20の10冊 賀茂真淵講述 寛政元(1789)年刊。
23 50裏 よつにはたとへうた わがこひはよむともつきじありそうみのはまのまさごはよみつくすともといへるなるべし。【売切り屋】斎藤茂吉 歌稿 草稿 こころ あはれあはれ 大浪の湧き とどまらぬ 鋭くも 紀元二千六百四年 短歌 アララギ。
24 53裏 いつゝにはたゞことうた いつはりのなきよなりせばいかばかり人のことのはうれしからましといへるなるべし。永田耕衣全句集 非佛 特装70部 毛筆句署名入 彩色肉筆画一葉入/永田耕衣/冥草舎。
25 55裏 むつにはいはひうた このとのはむべもとみけりさきくさのみつばよつばにとのづくりせりといへるなるべし。Dd-154/短歌朝日 2000年1.2月号 No.16 現代短歌集 安永蕗子の短歌入門 唐詩の茱萸と短歌の桃李 山崎方代の冒険/L10/61212。
26 59裏 いまのよの中、いろにつき人のこゝろはなになりにけるより、あだなるうたはかなきことのみいでくれば、いろごのみのいへにむもれぎの人しれぬことゝなりて、まめなるところにははなすすきほにいだすべき事にもあらずなりにたり。我等の一団と彼/石川啄木/東雲堂書店。そのはじめをおもへばかゝるべく〔も〕なむあらぬ。Gc-189/短歌朝日 1999年 9・10月号 大特集 定型は日本人のエロスだ 新しい表現世界へ 馬場あき子 玉城徹/L1/61211。
27 61裏 いにしへのよゝのみかど、春のはなのあした、あきの月のよごとにさぶらふ人をめして、ことにつけつゝ歌をたてまつらしめたまふ。三橋敏雄短冊。
28 61裏 あるははなをそふとてたよりなきところにまどひ、あるは月をおもふとて、しるべなきやみにたどれるこゝろをみたまひて、さかしおろかなりとしろしめしけむ。西垣脩 三部作 句集・詩集・文集 セット／西垣脩／角川書店。
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～ 二 ～
29 02表 しかあるのみにあらず、さゞれいしにたとへ、
30 02裏 つくばやまにかけてきみをねがひ、
31 04表 よろこびみにすぎ、たのしびこゝろにあまり、
32 04表 ふじのけぶりによそへて人をこひ、
33 04表 まつむしのねにともをしのび、
34 04裏 たかさごすみのえのまつもあひおひのやうにおぼえ、
35 06表 をとこやまのむかしをおもひいでゝ、
36 06表 をみなへしのひとゝきをくねるにも歌をいひてぞなぐさめける。流星の道/與謝野晶子 中川紀元装/新潮社。
37 08表 又春のあしたにはなのちるをみ、
38 08裏 あきのゆふぐれにこのはのおつるをきゝ、
39 08裏 あるはとしごとに、かゞみのかげにみゆるゆきとなみとをなげき、
40 09表 くさのつゆみづのあわをみて、わがみをおどろき、
41 09表 あるはきのふはさかえおごりて、〔今日は〕ときをうしなひよにわび、
42 09裏 したしかりしもうとくなり、
43 09裏 あるはまつ山のなみをかけ、
44 10裏 野なかの（し）みづをくみ、
45 10裏 あきはぎのしたばをながめ、
46 11表 あか月のしぎのはねがきをかぞへ、
47 11裏 あるはくれたけのうきふしを人にいひ、
48 11裏 よしのがはをひきてよの中をうらみきつるに、
49 12表 いまはふじのやまもけぶりたゝずなり、ながらのはしもつくるなりときく人は、うたにのみぞこゝろをばなぐさめける。羊歯地獄/三橋鷹女/俳句評論社。
50 16裏 いにしへよりかくつたはれるうちにも、ならのおほむ時よりぞひろまりにける。土屋文明論考。
51 18表 かのおほむよや、うたのこゝろをしろしめしたりけむ。吹越 加藤楸邨句集 限定72部 毛筆署名入/加藤楸邨/卯辰山文庫。かの御時に、おほきみ（み）つのくらゐ、かきのもとの人まろなむうたのひじりなりける。『凍港 黄旗 120部限定特装版 肉筆揮毫俳句入』 山口誓子 成瀬書房 1983 折帖 藍染紬装 本文特漉き奉書 定価30000円。
52 20裏 これはきみも人もみをあはせたりといふなるべし。釈迢空短歌綜集／折口信夫【著】。
53 21裏 あきのゆふべたつたがはにながるゝもみぢをば、みかどの御めににしきとみたまひ、春のあしたよしの山のさくらは、人まろが心には雲かとのみなむおぼえける。水惑星 栗木京子歌集 初カバ帯 署名箋付/栗木京子/雁書館。
54 24表 又山のへのあか人といふ人ありけり〔と〕。入手困難！ 品切れ多発！ 道浦母都子全歌集 (全一巻・二分冊) 定価9,800 歌集。うたにあやしうたへなりけり。俳句等張交ぜ屏風 ６曲 ３９枚 真作 虚子 井泉水 鬼城 北郎 亜浪 鵜平 極堂 松宇 和露 露月 白船 治他 肉筆 レトロ 3037 俳句 京都雲屋。
55 25表 人まろはあか人がかみにたゝむことかたく、あか人はひとまろがしもにたゝむことかたくなむありける。■水甕 全13函151冊揃【水甕創刊六十五年記念 大正期復刻200部限定版】文泉堂 ●短歌雑誌 尾上柴舟 岩谷莫哀 石井直三郎 長谷川潔(表紙絵)。
56 30裏 この人々をおきて又すぐれたる人も、くれたけのよにきこえ、かたいとのよりにたえずぞありける。現代俳句論叢 創刊25周年記念 限定500部/高柳重信 発行 執筆者代表永田耕衣/俳句評論社。これよりさきの歌をあつめてなむまえふしふとなづけられたりける。永田耕衣書簡。
57 32裏 こゝにいにしへのことをも歌のこゝろをもしれる人、わづかにひとりふたりなりき。雑誌 俳句 48冊(H123)。しかあれどこれかれえたるところえぬところたがひになむある。蕉門むかし語抜書（写本） 全。
58 32裏 かのおほむときよりこのかた、としはもゝとせあまり、よはとつぎになむなりにける。斉唱 初函カバ帯 献呈署名入/岡井隆/白玉書房。
59 36表 いにしへの事をもうたをもしれる人よむ人おほからず。句集 怒涛 特装版100部 毛筆署名落款入/加藤楸邨/花神社。
60 36表 いまこのことをいふに、つかさくらゐたかき人をばたやすきやうなればいれず。未青年 初版/春日井建 三島由紀夫序/作品社。
61 36裏 そのほかにちかきよにその名きこえたる人は、すなはち、そうじやうへぜうは歌のさまはえたれども、まことすくなし。絶版!!定価14万以上!! 決定版 新芭蕉講座 全集揃 三省堂 検:日本古典文学/松尾芭蕉/おくのほそ道/正岡子規/与謝蕪村/新古今和歌集/万葉集。たとへばゑにかけるをむなを見ていたづらに心をうごかすがごとし。水村 松平修文歌集 献呈署名入/松平修文/雁書館。
62 37裏 ありはらのなりひらは、そのこゝろあまりてことばたらず。K3FHHB-200313 レア［梅林 片桐孝明遺句文集］春 夏 秋 冬。しぼめるはなのいろなくてにほひのこれるがごとし。B1815ま 吉井勇全集 全８巻揃 月報付 ヤケシミ、破れ有。
63 38裏 ふんやのやすひではことばゝたくみにてそのさまみにおはず、いはゞあき人のよきゝぬをきたらむがごとし。蝶座/河原枇杷男/序曲社。
64 40表 うぢやまのそうきせんはことばゝかすかにして、はじめをはりたしかならず。句集 銀漢/吉岡禅寺洞/天の川発行所。いはゞあきの月をみるに、あかつきのくもにあへるがごとし。虎嘯記/折笠美秋/俳句評論社。
65 40表 よめるうた、おほくきこえねば、かれこれをかよはしてよくしらず。※古書 楓 小櫃楓葉責任 俳句雑誌 香葉・錦峯・松花・秀花・篁村・二葉・岳陽等々 文芸俳句 孔版ガリ刷。
66 41表 をのゝこまちは、いにしへのそとほりひめのりうなり。藤原俊成・藤原良経 塚本邦雄 著者本限定300部 非売品 毛筆署名入 未読美本。あはれなるやうにてつよからず。三十六歌仙板絵 ３６枚 京都東山 八坂神社 木毛板 小野小町 在原業平、紀貫之等 レトロ 4751 京都雲屋。いはゞよきをむなのなやめるところあるにゝたり。月舟全集 長谷川零餘子献呈署名入/原月舟 長谷川零餘子編 森田恒友装/月舟全集刊行會。つよからぬはをうなのうたなればなるべし。加藤楸邨 (本名:加藤健雄)『書簡』掛軸〔紙本肉筆真作〕/俳人 東京府荏原郡出身 水原秋桜子に師事 石田波郷 中村草田男と人間探求派。
67 43表 おほとものくろぬしは、そのさまいやし。芭蕉自筆 『奥の細道』岩波書店 編：上野洋三・櫻井武次郎 1997年。いはゞたきゞおへるやまびとのはなのかげにやすめるがごとし。歌集 寒雲 毛筆署名箋付/斎藤茂吉/古今書院。
68 45表 このほかの人々、そのなきこゆるのべにおふるかづらのはひゝろごり、はやしにしげきこのはのごとくにおほかれど、うたとのみおもひて、そのさましらぬなるべし。ホトトギス雑詠選集/高浜虚子/実業之日本社。
69 45裏 かゝるにいますべらぎのあめのしたしろしめすことよつのときこゝのかへりになむなりぬる。大岡信書簡。
70 46裏 あまねき御うつくしみのなみ〔のかげ〕やしまのほかまでながれ、ひろき御めぐみのかげ、つくばやまのふもとよりも
71 47表 しげくおはしまして、よろづのまつりごとをきこしめすいとま、もろのことをすてたまはぬあまりに、いにしへのことをもわすれじ、ふりにしことを（も）おこしたまふとて、いまもみそなはし、のちのよにもつたはれとて、
72 49表 延喜五年四月十八日に、大内記きのとものり、御書所のあづかりきのつらゆき、さきのかひのさう官おふしかうちのみつね、右衞門のふしやうみぶのたゞみねらにおほせられて、萬葉集にいらぬふるきうた、みづからのをも、たてまつらしめたまひてなむ、
73 52表 それがなかに、むめをかざすよりはじめて、
74 52表 ほとゝぎすをきゝ、
75 52表 もみぢをゝり、
76 52裏 ゆきをみるにいたるまで、
77 52裏 又つるかめにつけてきみをおもひ、人をもいはひ、
78 53表 あきはぎなつくさをみてつまをこひ、
79 53表 あふさか山にいたりてたむけをいのり、
80 54表 あるは春夏あき冬にもいらぬくさの歌をなむ、えらばせたまひける。370000香川 俳句「香川県俳諧史 (昭和25年)」福屋惣衛 至善園 A5 125545。
81 54表 すべて千うたはたまき、なづけて古今和歌集といふ。あまのがわ 1号から96号まで（18号は欠）94冊揃い（65・66は合併号）／永海兼人／あまのがわ発行所／昭和37年から昭和53年。
82 55表かくこのたびあつめえらばれて、山したみづのたえず、はまのまさごのかずおほくつもりぬれば、いまはあすかゞはのせになるうらみもきこえず、さゞれいしのいはほとなるよろこびのみぞあるべき。裸木の貌 井原三郎句集★井原三郎（梅里書房）。
83 56表 それまくらことば、はるのはなにほひすくなくして、むなしきなのみあきのよのながきをかこてれば、かつは人のみゝにおそり、かつはうたの心にはぢおもへど、たなびくゝものたちゐ、なくしかのおきふしは、つらゆきらが、このよにおなじくむまれて、この事のときにあへるをなむよろこびぬる。OB1Bφ 自選 永田耕衣句集 限定20部のうちこの本2番 俳句 作品集 限定20部 希少。
84 57表 人まろなくなりにたれど、うたのことゝどまれるかな。【ARS書店】井上助太郎：著者・署名・識語有り『林檎の花』昭和四十五年歌会始.詠進歌人選記念～1970年・井上草風先生詠進歌人選を讃える会。たとひときうつりことさりたのしびかなしびゆきかふとも、このうたのもじあるをや。形而情学 初版200部 野中ユリサイン入手彩色エンボス挿絵一葉/昭森社。あをやぎのいとたえず、まつのはのちりうせずして、まさきのかづらながくつたはり、とりのあとひさしくとゞまれらば、うたのさまを（も）しり、ことのこゝろをえたらむ人は、おほぞらの月をみるがごとくに、いにしへをあふぎていまをこひざらめかも。俳句・季語入門 全5巻 ■国土社■。
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追加
01 60表 春きぬと人はいへともうくひすの
なかぬかきりはあらしとそ思ふ
02 60表 春日のゝ若なつみにや白妙の
袖ふりはへて人の行らん
03 60裏 駒なへていさ見にゆかんふるさとは
雪とのみこそ花はちるらめ
04 61表 わか庵はみやこのたつみしかそすむ
世をうち山と人はいふ也
05 61裏 おもひつゝぬれはや人の見えつらん
夢としりせはさめさらましを
06 62表 深山には松の雪たに
07 62表 我衣手に雪はふりつゝ
08 62表 春霞たつを見すてゝ行かりは
09 62.裏 ひくらしの鳴つるなへに
10 62裏 たけがり
11 62裏 すみのえのきしによるなみ
12 63表 袖ひちてむすひし水の
13 63表 春霞たてるやいつこみよし野の
14 63裏 植しうへは秋なきときや
15 63裏 たつた川もみちみたれて
16 63裏 立田川もみち葉なかる
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【参考】 14「植しうへは秋なきときや」
※『伊勢物語』 五一段（植ゑし植ゑば）
昔、をとこ、人の前栽に菊うゑけるに、
植ゑし植ゑば秋なき時や咲かざらん
花こそ散らめ根さへ枯れめや
※『古今和歌集』 巻五 秋歌下
人の前裁に菊にむすびつけてうゑけるうた 在原業平
268 植ゑし植ゑば 秋なき時や 咲かざらむ
花こそ散らめ 根さへ枯れめや
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【刊期等】不明
早稲田大学蔵本解説に依れば、この本は『古今栄雅抄 序 巻第1-20 飛鳥井雅俊 [著]』の『序』の部分二冊のようである。鬼城句集 総革装本 村上鬼城 大正１５年 初版函。両者を比較すると、確かに「序二」は「いにしへのよゝのみかど」で始まっているが、全巻の趣は少し違うようである。鷹羽狩行書簡。
※全体的に、経年によるくすみ、汚れあり。塚本邦雄 句集 断絃のための七十句 毛筆識語落款 限定ノンブル 函初版未読極美。
※経年による紙の劣化、変色、斑点状の染み、多数あり。Dd-226/花顔 著者/丹波真人 2003年9月16日発行 不識書院 春の兆し サラリーマンの慣ひ 炎のごとき裸婦/L10/61218。
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